FACTFULNESS - ファクトフルネス
学び
- ファクトとは一体なんなのかを知る。ファクトとはデータとそれを比較・加工して、場面に応じて柔軟に相対的/絶対的に捉えること。1次情報とまではいかないが、加工されていないデータと切り口は宝。切り口の多さ=スコープの多さ
- 人は事実や事象に対して捉え方の癖(バイアス)がある。捉え方の癖を知ることで、その観点を疑える。疑うことで因果/相関にたどり着ける
感想
情報の捉え方や視野が狭くなっていることへの問題提起と、分類することで解決策や気をつけるべきことをそれぞれにまとめている。筆者は統計学/医学/公衆衛生学を学び、経済/農業/貧困を研究および実践してきた。実践する中で事象と原因は1対1ではなく、複数の要因があること、そして、バイアスやフィルタが通った情報や分断された情報、そして、自分1人の知識量だけで判断した結論は思ったよりもスコープが狭いことを指摘していた。
それぞれを〜本能として、それぞれがなぜ危険なのか?を説いている。個人的には「トンカチを持った子供はなんでも釘に見える」という表現がささった。僕はエンジニアであり、習得済みの技術を使って問題を解決したがる。果たして、その習得済みの技術はその課題に対して最適なのだろうか。これはまさにトンカチを手にした子供なのだと思った。
TEDでも人気スピーカーのよう。